Message
| Senzoku Gakuen High School Department of Music 2009 | |
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| 私にあるもの全てを学び取り、 私を踏み台に して、私を超えて・・ ・・ キラキラと輝くあなたの姿を私は 見てみたい。 |
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オーケストラは共通意思の上に成り立つ感動の集合体

増井信貴 ●オーケストラ担当(指揮者)
みんなで一緒に一つのものを創り上げる」というところにオーケストラの醍醐味はあると思います。50人なり100人なりが、それぞれの楽器でそれぞれの役割を担って極彩色の絵を描き上げていく。そこでは『自分だけが』というわがままな突出は受け入れられません。全体の調和の中で与えられた役割を淡々とこなしていく。しかしながら、それはその音楽全体が共通にイメージにされた上で、しかもそれぞれの最善がその演奏に意思として働き初めて完成される芸術なのです。それだけに、求められているものはソロ演奏と同様の音楽への深い追求と消化だといえるでしょう。
私は洗足学園の音楽教育姿勢に大きな共感と期待を抱いています。多様な音楽への志向を包括し、広い裾野で新たな創造を導き出していこうという姿勢は、日本の音楽界にとって有益なことであり、それによって頂点が低められることは決してないと思います。却ってその柔軟な姿勢が、音楽における様々な挑戦を実現可能なこととしていくことにつながっていると考えています。洗足には多くの偉大な音楽家の先生方が熱心に指導に携わっておられます。それがいかにすごいことか。この学校に学ぶ生徒の最大の特権といえるでしょう。
私の姿勢は、一流の交響楽団に対した時も、高校生に対した時も全く変わりありません。『全員でイメージを共有し、その時に描き得る最高の作品をみんなで描き上げていく』こと。そのために手を抜くことなくエネルギーを注ぎ込んでいくつもりです。私の覚える感動は、高校の定演でも決して小さくありません。
どうぞ、それぞれの演奏に明確な意思を持って向き合い、私のもとでそれをぶつけ合い、素晴らしい音楽を一緒に仕上げていきましょう。洗足のキャンパスで、来春また、新しい情熱と輝く才能に出会えることを本当に楽しみにしています。
昨日と違う小さな進歩をあなたと一緒に感動していきたい

水野 佐知香 ●ヴァイオリン担当
本校への進学を考えておられるみなさんに、まず第一に気づいて欲しいことは、音楽に触れて育てられた、音楽を覚える機会を与えられてきたということが、どれほど幸せなことだったかということです。
音楽の学びは、単に音楽に付随する技量や感性のみならず、人間的成長を促す多くの機会を秘めています。その意味で、みなさんは音楽の学びと音楽への関わりを通して、知らず知らずに磨かれてきたのです。そして、さらに磨かれていくための素晴らしい道を与えられたのです。
私の生徒たちの中からは、国内コンクール入賞者はもちろん、国際コンクールの入賞者や著名なオーケストラのメンバー、そして国内外で活躍する演奏家も多く出ていますが、他の分野で活躍している人も少なくありません。彼女たちには、音楽の学び、そこに傾けた努力は無駄だったのでしょうか?決してそうではありません。音楽の学びが、たとえ音楽の世界で才能を開花させることにつながらなかったとしても、音楽の学びを通して自分の中に培われたものが、今の活躍、今の人生の中で大きく活きてきていることを、彼女たちの誰もが語ってくれるはずです。
私がたとえどんなに願ったとしても、音楽の道を歩んでいくあなたの努力や苦労、その全てを共有していけるわけではありません。でも、その先に必ずある成長、昨日と違う小さな進歩を、あなたと一緒に感動していきたいと心から願っています。
それぞれの音楽の頂を一緒に目指してみませんか?

杉本 安子 ●ピアノ担当
毎年新しく出会う高校生の皆さんの中に、たくさんの若く素晴らしい感性と可能性を見出すことは、私の心からの喜びです。皆さん自身がまだ気付いていない皆さんの中の秘められた可能性を探して引き出していく過程は、私にとってのやりがいであり興味が尽きません。
これはおそらく全ての道に共通して言えることでしょうが、そこにある真髄は、とことん打ち込んでみなければ見えてこないものです。言い換えるなら、頂を目指して多大な情熱を注ぎ込み、努力を積み重ねていった者だけに見えてくるものがあるということです。そしてその感動はそこに注いだ情熱と努力の量だけ大きいものだといえるでしょう。
演奏家、あるいは表現者としての最大の喜びとは何でしょうか?私はそれを“納得のいく表現ができて、なおかつ聴衆がそれを心から共感し受けとめてくれた時”にあると感じています。たとえ一音か二音であったとしても、その音が聴く人の心に真に響いた時、それはまさに表現者としての至福の瞬間です。その表現を生み出すために、皆さんは、技量を磨き、教養を蓄え、感性を研ぎ澄ましてください。なぜなら、音楽にはその人なりが自然に出てしまうからです。
音楽の道を目指す皆さん、私と一緒に一つ一つ扉を開き、音楽の頂を目指す旅路を始めてみませんか。たとえ望んだ頂に登りえなかったとしても、そこには努力した者だけが体験できる換えがたい“何か”がきっとあるはずです。私は皆さんが自信を持って各自の道を歩んでいけるように、喜んでサポートしていきます。
もうすぐみんなといろんなセッションを楽しめそうだね

中村 誠一 ●ジャズセクション担当
ジャズの一番の魅力って、自由さにあるんじゃないかな。自分のイメージしたものを、楽器や声を通して音楽として、最も自由に表現していけるのがジャズだろうね。
実はクラシックも含めて、全ての音楽は演奏するその人固有のものであるわけで、譜面ていうのはその最低限の約束事って言っていいかもしれないね。その約束事、いわゆる制約が最も少ないのがジャズなんだと思うよ。だから同じ曲をやっても、その日の気分やノリ方によってアドリブから何から全然違ってくるわけよ。もちろんイメージを自由に表現するためには、それだけ高度な技術も必要だし、ジャズ特有のリズムとか旋律とかアーティキュレーションはしっかり身につけていないとだめなのは当然だけどね。もう一つの魅力は他の楽器とのセッションにあるといえるかもしれないね。自由に語りながら互いの呼吸をはかり、会話としても成立させていくことが楽しいわけよ。自然にグルーブできちゃった時とかは、ホント最高だね。今の高校生は幸せだよね。僕の頃なんて高校どころか大学にもジャズなんて教えてくれるところなかったからね。洗足のジャズセクションももうすぐバンドが組めるところまできているし、みんなとセッションできる時が楽しみだね。ジャズが好きなら、是非来て欲しいね。
学園全体でさらに大きな舞台を創り上げていきたい

篠原 真 ●ミュージカルセクション担当
ミュージカルセクションは、最も大学との連携が進んでいるといえるかもしれません。洗足祭や修了公演の他に、すでにこれまでにも多くの舞台を合同で行っていますし、これからもその動きを強めていくつもりです。
ミュージカルをやっていく上で最も大切なことは健康であることでしょう。ロングランの舞台をやるわけではありませんが、リハーサルから本番まで、一つの舞台をこなすだけでも結構ハードです。普段から規則正しい生活を心がけ体調管理には気をつけてほしいですね。
ミュージカルには「歌う」「踊る」「演じる」という3つの技能が要求されてくるわけで、一般の舞台には役者とか歌手とか、いろんな背景を持ったキャラクターが集まってくるわけですが、やはり音楽の基礎をきちんと学んでいることは、極めて有利になってきます。まさに本校のミュージカルセクションは、これから本格的にミュージカル俳優を目指そうとする高校生にとって、最高の学びの場といえるでしょう。
今、洗足学園全体として、たくさんの観客を呼べるような本格的な舞台の創出を検討しているところです。平原綾香に続くスターが、また高校から出てきて欲しいですね。
