古典派から近現代までの作品について、時代ごとの特徴を明確にしつつ、形式、和声構造、モティーフの扱い、エクリチュールなどを専門的に学習する。作品研究はピアノ曲から始め、管楽器、弦楽器の作品へ進み、それぞれの楽器について楽器法(音域、音色、奏法など)の理解を深める。3年次にはオーケストラの作品も取り上げ、曲の構造、オーケストレーションについても研究する。授業は作品研究と作曲実習とを組み合わせて行われる。
姿勢、呼吸、脱力など基本的な身体の使い方から始め、人前で演奏する際の精神面のコンディションの調整などを指導。2年次からは、座学による様式研究と連携させることにより、作品に対する歴史的・理論的アプローチをベースにして、より実践的な形でスタイルごとの演奏法を学習する。
作品を音楽史の流れの中で深く理解する一方、心に喚起するイメージを一旦言葉にしてプレゼンテーションすることにより明確にし、自発的な表現として演奏に反映させる経験を積む。
電子オルガン奏者にとって、楽譜を演奏すること以外に必要なことについて研究する。即興演奏法については、ヤマハの音楽能力検定ハイ・グレード認定取得を目標に指導すると共に、即興によるアンサンブル・プレイも取り入れ、より高度な音楽性を追求する。また、編曲については、コードネーム付きの既成曲を教材に編曲法の基礎から学習する。さらに、「ラインハルト教則本」を使ってのマニュアル奏法トレーニングでは、丁寧な運指やフレージングのマスターを目指す。
グループレッスンにより、二重奏もしくは三重奏の楽曲を使って、基本的な演奏技術(様々なボウイングの奏法や楽想に適した音色の作り方)などを学ぶ。平易な曲からスタートし、生徒の実力に応じてレベルアップしながら、アンサンブルに必要な技術を身につけ、豊かな表現力を養う。また、楽器の歴史、さらには楽器メンテナンスについても学び、楽器との距離をより密接なものにする。
基礎の徹底として、ロングトーン、音階(全調)、タンギングなどを行い、美しい音色、正確な音程、より高度なテクニックを目指す。その応用として、アンサンブルを通じてハーモニー感を養い、メロディーと伴奏の役割、楽器の特性を生かす事などを実践的に学習する。また、オーケストラ、吹奏楽の中でのそれぞれの楽器の使われ方などを研究し、それにふさわしい演奏法を習得する。
他の楽器にくらべ、打てば簡単に音が出る打楽器で「本物の音」を出すことの重要さをしっかりと認識する。基本奏法の徹底として、スネアドラム、ティンパニーを使用し、リズム感の習得、チューニングの仕方、繊細な音色感の育成に重点を置く。鍵盤打楽器の基本奏法については、マレットの選択、4本マレットの奏法さらには、フレージング、音のバランスを学習する。また、オーケストラスタディにも重点をおき、オーケストラの中での打楽器の演奏法を習得する。
1年次は、発声、発語の徹底に重点を置く。発声用練習曲を使い、自然で無理のない発声を身につけると共に、朗読練習、セリフ練習などを通して、明快な発語を目指す。2年次には日本歌曲を題材とし、引き続き明瞭な発音、魅力的な歌唱を研究・実習する。3年次はイタリア古典歌曲を通して、歌詞の持つ意味と発音の美しさ、更には歌詞と音楽、発声との関わりを研究する。
2年次は、声楽を学ぶ上で必修であるイタリア語の作品を正しく美しく歌唱・表現するための手段として、イタリア語の特色を十分理解し、正しい発音・意味の理解ができるよう、初級文法とディクションにより学習する。3年次は、2年次に学習したことに基づき、文法をさらに進めると共に、イタリア語の詩、歌詞の朗読、朗唱が美しくできるようにする。また年間を通じて同世代のイタリア人との文通なども実習の一環として取り入れる。
1年次は、前期ピアノ連弾、後期歌曲伴奏法。2年次は前期二台ピアノ、後期器楽伴奏法、3年次は応用として室内楽を行うと共に、スコアリーディングの基礎を学び、室内楽、オーケストラの作品をピアノアンサンブルで演奏する。歌曲伴奏法、器楽伴奏法、室内楽では、各専攻の講師とアンサンブルを経験し、それを通じてプロとしての心構えや高い芸術性に接し、伴奏者としての表現や技術を高める。
スコアリーディングの基礎から学習し、楽器(音色)ごとの奏法、音域にあった音色作りをマスターする。アンサンブルは2台から4台の電子オルガンを用いて行われ、曲ごとにレジスト作り、エフェクト研究、譜分け(パート分け)、3段譜へのリダクションを学ぶ。演奏においては、タイミング、ブレスの取り方、楽器ごとの音量バランスなど、オーケストラの響きに近づけるための実践的な事柄について学習する。演奏曲目はクラシック作品を中心に、古典から近代までを扱う。
夏の定期演奏会のためのオーケストラ、冬の定期演奏会のための吹奏楽、弦楽合奏を指導する。授業は、楽器ごとに指導者がつき、プロとしての心構え、マナーの徹底から始まり、合奏の中での各自の役割、演奏法、指揮の見方など実践を通して学習する。また合奏の準備として、パート譜の用意、諸連絡の役割分担、練習会場の設営など、演奏以外のことについても責任を持って行う習慣をつける。
「特別合唱」と「演技実習」を組み合わせ、個人レッスンでは扱わない、声のアンサンブルと演技を実習する。特別合唱では、無伴奏の宗教曲やオペラの重唱、合唱などを扱い、高度なアンサンブル技術と、より深い表現を追求する。演技実習においては、歌詞や脚本を通して、作者が表現しようとしていることについて、自分なりのイメージを持つことを学び、さらにそれを観客に伝えるための技術を身につけることを目標とする。