4セクション"Flexibel Music Education" クラシック・ジャズ・ミュージカル・音響デザイン

 

4セクションの教育ビジョン

Classic section

クラシック音楽を学ぶことは、相反する二つのこと―「伝統の継承」「自らの音楽表現」―を妥協することなく自らの中で具現化していく作業を続けていくことと言えるでしょう。
伝統に裏付けられた最高のテクニックを身につけるためには、子供の頃からの長い修練が必要です。また、固定概念にとらわれず自由奔放な発想で音楽を表現するためには、どのような厳しい技術練習を長く続けようとも、みずみずしい感性を鈍らせない開かれた心が必要です。高校音楽科では、「基本の充実」を最も大切なこととしてカリキュラムを設定しています。しかしながら、我々が基本を大切にするということは、早期英才教育のみを推奨するものではありません。人生のどの時点で音楽を志向しても、必要な基本を徹底的にトレーニングすることで、その人独自の音の世界を築きあげることができます。音楽を始めた時期の違いは、その人が本気で音楽に取り組んでいく限り、能力の違いとしてではなく、音楽の違いとして認められて良いはずです。
自分の音楽を見つけるために、様々な苦労に出会うかもしれないことを、むしろ喜びとして前に進むことができれば、あなたはすでに音楽家への第一歩を踏み出したことになります。

 

Jazz section

我々日本人にとってあまり得意ではない「自由に表現する」ことこそ、ジャズの真髄といえます。自分が感じたままに演奏することができれば、それがあなたの音楽表現としてライブハウスいっぱいに伝わっていくでしょう。
ジャズを演奏することは、常に「自分はどうしたいのか?」を自問することです。要するに、いつも主体は自分です。そのような強い個性を持ったミュージシャンが集まってバンドで演奏することは、ある意味では壮絶な戦いといえるでしょう。その戦いの緊張感の中から、今まで知らなかった自分を発見し、思いもよらなかったような新鮮な即興演奏が生まれたときの喜びは、何にも代えがたいものです。
本校では、音楽を志す若者にとって最も大切な高校時代に、一人ひとりが自由な発想で音楽を表現することを100%許す環境を提供し、さらに、必要な基本テクニックを徹底させることを目標にしています。個人レッスンによるジャズスタイルの演奏法・即興演奏の指導、全セクション共通授業でソルフェージュ、理論などを徹底、そしてアンサンブルでは仲間と一緒に演奏することを通じて、音楽的なコミュニケーションや演奏の喜びを経験します。何にも制限されない音楽的自由を若い時代に身につけることが、将来の大きな財産になると考えています。

 

Musical section

オペラをそのルーツに持つミュージカルですが、アメリカで生まれ、すでに100年以上の歴史を持っています。現在までに多くの名作が生み出され、日本においてもその多くが上演されています。 
現在、ミュージカル俳優を目指す若者は非常に多く、声楽家、ダンサー、役者などがそれぞれの分野から専門能力を生かし、日本のミュージカルシーンを世界に通用するものにするべく、活躍の場を広げています。
本校では、声楽、バレエ・ダンス、演技の総合芸術であるミュージカルを高校教育課程の中に取り入れ、それぞれの専門性の追求と、その融合であるミュージカルの実習をバランスよく組み合わせることをカリキュラムとして実現しました。
声楽は週一回(50分)の個人レッスンで指導されます。演技、ミュージカル実習はそれぞれ週1回(100分)の授業で行われます。バレエ・ダンスは放課後(6限以降)に必修授業としてそれぞれ3コマずつ(1コマ50分)計6コマのグループレッスンが組まれています。
高校時代の3年間に、休む間もなくトレーニングを続ける環境で生活することこそ、将来のミュージカルスターを生み出す必須条件だと確信しています。

 

Music Design section

自ら選んで聴かない限り、現在、各種メディアから聞こえてくる音楽のほとんどがポピュラー系の音楽と言えます。そして、それらの音楽が、「好み」というフィルターを通して意識的・無意識的に私たちの記憶に蓄積されています。ポピュラー系の作曲を志す者は、多かれ少なかれその蓄積された記憶の影響下で自らの作品を創造することになります。これは決して悪いことではありませんが、時として、創作活動が無意識にその記憶に支配され、オリジナリティーを失い、過去の作品の焼き直しに終わってしまうことも多く見かけます。
本校では、一人ひとりの生徒が現在までの音楽経験を生かし、且つ、その音楽経験を一旦理論のフィルターを通して客観的に把握しなおし、本来の創作活動を実現することを目標としています。
作曲、編曲法のレッスンは、クラシック理論により基礎を固め、その後ポピュラースタイルの理論を展開し、独創的な音楽を創造する上で必要な理論的バックボーンの育成に努めます。さらに、各種電子楽器、コンピューター(音楽関係ソフト)の使用法については、大学の音楽・音響デザインコースのスタジオで、最新機器を使って実習します。コンピューターを使ったデモテープの作成、インターネットを通じて自作の世界への発信など、自分の音楽をアピールするチャンスは無数にあります。

 

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